未分類
音楽家のからだの障害(6)肘が痛んでも肘の使い方が悪いとは限らない
音楽家の付着部炎の多くは肘に起こります。その理由は、人間の手を動かす筋肉の多くが図のように、肘から始まっているからです。図のように、指や手首を伸ばす(伸展させる)伸筋群は肘の外側に、指や手首を曲げる(屈曲させる)屈筋群は内側に集中しています。
外側の伸筋群の付着部炎が「テニス肘」、内側の屈筋群の付着部炎が「ゴルフ肘」と呼ばれています。
弾き過ぎて肘が痛むと「演奏で肘の使い方が悪いのではないか」と心配される人がいますが、手を使いすぎれば筋肉と付着部に負担がかかりますから、肘が痛んでも不思議ではありません。

ピアノを教えている先生の中には、生徒が肘を痛がるのを見て「肘の使い方が悪いのではないか、不自然な肘の格好で弾いているのではないか」と思う人がいるようですが、必ずしもそうとは限らないのです。
*****
本日の名言
年をとれば額にしわが寄るのは仕方ないが、こころまでしわを作ってはならない。
―ジェームズ・ガーフィールド―