理学療法士
ターンアウトでの股関節の動き
先日、ターンアウトでの股関節角度は脚全体の60%を占めていることをお話ししました。
今回は股関節の構造や動き、当院での評価で使用している器具などをご紹介していきます。
股関節は骨盤の一部と大腿骨からなる関節です。
写真:股関節の構造(左:前面 右:後面)
股関節は球関節と言われ大腿骨の頭の部分が骨盤のくぼみにはまるような構造になっており、曲げ伸ばしだけでなく捻じりや横に開くなどの広い範囲の動きができます。
大腿骨で体表から触れるのは〇で示してある大転子の部分です。股関節の横のあたりで太ももの骨で少し出っ張っている部分になります。
以前の記事で書いたようにターンアウトのではお尻の深層にある外旋六筋を使います。
この筋肉は股関節にあり、骨盤と大腿骨に付着しています。
写真:外旋六筋
当院ではターンアウトが正しくできているか計測するためにFunctional Footprints®を使って評価します。
こちらを使うことで股関節からターンアウトできているか、また床でのターンアウトと比較することで膝や足部のねじれが起こっていないかを確認できます。