トゥシューズを履く準備できていますか?
これからトゥシューズをはくみなさん!
楽しみですか?少し不安ですか?
私たちは、皆さんに安全に楽しいダンサー生活を送ってもらうためにトゥシューズをはくうえで少しだけ体のことを知ってもらいたく、今回記事を書くことにしました。
つま先で立つ体の準備はできていますか?
シューズをはいているときはつま先を床についた状態でルルベになりますが、トゥシューズをはくときは足の指を伸ばした状態で立つことになります。
つまり、足首から足の先までまっすぐ伸ばせるような足の強さが必要になります。

写真1

写真2
どちらの方がトゥシューズでしっかり立てると思いますか?
正解は写真2です!
鉛筆などを置きながら確認してみましょう!!
まずは膝を伸ばした状態からつま先を伸ばします。脛の位置から足先にかけてまっすぐペンを乗せてみましょう。

写真3
床とペンが平行になっていますか?
保護者の方向けに少し詳しい話。。。
成長期の子供たちは靴のサイズが大きくなると同時に足の骨も成長しています。
子どもたちの足は踵や指の骨の両端が軟骨の状態になっており、成長に合わせて骨も大きく、長くなります。
5歳から12歳までは1年で約0.9㎝ずつ成長するといわれていますが、
12歳以降では2年に約0.8㎝ずつ成長するといわれています。
このことから、12歳でトゥシューズを履くことが推奨されていると考えられています。
また、女の子では平均で14歳まで足の骨が成長するといわれています。つまり、トゥシューズを履き始める時期も足の成長は続いています。
そのため、成長に合わせてケガをしないためにも足のケアやトゥシューズで立つための足のトレーニングをレッスンの復習をしながらしっかり行っていきましょう。
今後、子供たちの成長や発達についてもバレエと関係が深い内容を記事にしていく予定です。
ご興味がある方は、ぜひご覧になってください。
当院では成長期に怪我をされた子供たちの舞台復帰まで、専門の資格や知識を持った理学療法士がリハビリを担当しています。
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